近年、この国を取り巻く環境は激しい変化の中にあり、私たちは日々懸命に生きています。

地震にはじまる自然災害が頻発し、人々の生活や経済に及ぼす影響は甚大で、国の発展にブレーキがかかっています。政治家や経済人の中にも、国益を忘れ利己主義に走り、己の利益を追求するがあまりに民を欺く嘆かわしい問題も多く発生していることは周知の事実です。

世界に目を向けてみても、飢餓貧困に喘ぐ人々、何の解決も見いだせない戦争やテロ行為、国の力を誇示するための核兵器開発、遺伝子組み換え作物等による食糧問題、労働の対価を軽んじる金融経済問題、環境・エネルギー問題、挙げれば切りがない程の多くの問題を抱えています。

思いやりや愛のないこの世の中・・・

「天が怒っている」という言葉でしか表現のしようがない出来事。
この国は、どこへ向かおうとしているのでしょか？

私たちは先人から享けた日本人としての精神性、つまり愛と念い、祈り、そして神仏を敬う心を學んできました。
それぞれに実践をしてきた私たちでしたが、まだ「個」でありました。
今こそ法友の力を結集し、存在価値を高め合い、国家のあるべき姿を念い実践する時が来ました。
「世の中を良くしたい」と歩むベクトルが一緒の仲間ですが、方法や手段は皆異なっている。その智慧と経験を与え合い、共有することによって、愛の力が無限に広がっていく。
それが日本はもとより、世界の平和をも築き上げる力となります。

私たちは法友を代表し、国家観を持ち同志の熱い誓いと覚悟を結集し、協議会の設立をここに宣言します。